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サービス内容
調律師の基本の仕事です。
鍵盤蓋や前板を外し、調律用のハンマーでチュ ーニング していきます。
一つ一つの音を他の音との響きを比べながら 合わせます。単音のユニゾンやオクターブはもちろん、高音でも低音で もメロディーや和音に違和感ないように音をそろ えることが 必要です。
調律の次に依頼が多いのが修理です。
中でも鍵盤に関するトラブルが最も多く、押した後戻りにくい、動かない、が大半を占めます。
鍵盤下部分の金属とフェルトがこすれる部分に錆が出ると摩擦で動かなることがあります。 金属ピンを磨き、フェルトの錆がついた部分をわずかに削ることで動きは良くなります。
次に多いのが断弦(弦が切れる)です。強い力で張られている弦に衝撃を与えて音を出すのですから、ある程度の金属疲労は仕方ないかもしれません。
新しい玄に張り替えます。
また、消耗品の劣化による不具合もよく見受けられます。
ピアノに主に使われている木や金属部分は劣化しにくいのですが、アクションの一部に布や糸が使われており、その部分は劣化しやすいのです。
交換を行います。
部品代はそれほどかかりませんが手間と時間がかかるため、料金はそれなりにかかります。
ピアノは表面をきれいに塗装してあるのでほこりがつくと結構目立ちます。なので、皆さんもきれいにしていると思いますが、実は内部にもほこりがたまってくるのです。
ピアノ内部を一般の方が開けるという機会はほぼありませんので内部清掃や内部構造のメンテナンスも調律師の仕事になります。
写真は鍵盤下清掃のビフォーアフターです。3つ目の写真では消音用のフェルトが長年の使用によって穴が開いています。
これでは消音の効果が薄れてしまいます。古いフェルトをはがし、同じ形に切った新しいフェルトを貼り付けます。
その他主に演奏会やプロの方向けの内容ですが、ピアノの音を柔らかくしたり逆にはっきりさせたりする整音という作業、弾いたときのタッチを軽くしたりする調整などがあります。
メカニックな面だけでなく、ピアノの弾き手の方との意思疎通も重要になってきます。