調律を始める前に、依頼された方から状態を聞きます。 調子がよくない点があればあとの作業で対応します。 外装を外します、外した外装はマットの上に置き、ピアノも床も傷つけないようにします。 汚れ度合いをチェック、アクションの動きを見ながら音を出し、鍵盤の動きや音の狂っている度合いを確かめます。 ペダルを踏んでしっかり機能しているかチェックします。 これらのチェックによりこれから行う作業を決めていきます。
中の状態チェックで汚れがある場合は清掃を行います。 鍵盤を外し、鍵盤下のほこりを主として取ります。 中は細かい部品が多いので刷毛と掃除機で慎重にほこりだけを取るようにします。 ペダル周りのパイプや床のほこりは布でふき取ります。
ここからようやく調律です。 音を合わせることはもちろん、鍵盤やアクションの動きもさらに細かくチェックしながら88鍵で230本の弦と向き合います。
調律の仕上げとして上から下までオクターブ、5度、3度などいろいろな組み合わせで鳴らし、音の確認をします。 外した外装を元に戻し、鍵盤を専用の消毒液をつけた布で清掃・消毒します。 専用のクロスで外装のほこりや汚れを落とします。
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