ブログ

アクション修理

2020年3月

今回は修理の依頼を受けました。
「2度打ち」するというご家庭のピアノ。
製造から40年経っており、フレンジコードが限界でほとんど切れていました。
ブライドルテープも劣化が進んでいます。

バットフレンジ

ハンマーと本体をつなぐ部品です。
フレンジコードという糸がついていてハンマーのバウンドを防ぐ働きをしています。
劣化したものを外し、溝に残ったものも針状のやすりできれいにします。

溝がきれいになったところに新しいフレンジコードをつけます。
これを88鍵ぶん行いました。

ブライドルテープも新しいものに交換

新しくなったフレンジコードとブライドルテープ。
劣化したものと比べると新品は色も新鮮で気持ちがよいです。
ピアノを弾くときには見えませんが・・。

アクションに取り付けます。
ネジがゆるいとハンマーがガタガタするのでしっかりと止めます。
この時にハンマー間隔にも注意を払いながら固定するようにします。

ねじ止めはアクション部品の間からドライバーを入れ、部品を傷つけないよう注意しながら行わなくてはいけません。

取り付けが終わりました。
最後にアクションの動きや音を調整、確認して修理完了です。
ランツピアノでは簡単な修理依頼も承っております。
ピアノの調子が悪い時はご相談ください。

ページ上部へ戻る