ブログ
3.252020
アクション修理
2020年3月
今回は修理の依頼を受けました。
「2度打ち」するというご家庭のピアノ。
製造から40年経っており、フレンジコードが限界でほとんど切れていました。
ブライドルテープも劣化が進んでいます。
バットフレンジ
ハンマーと本体をつなぐ部品です。
フレンジコードという糸がついていてハンマーのバウンドを防ぐ働きをしています。
劣化したものを外し、溝に残ったものも針状のやすりできれいにします。
溝がきれいになったところに新しいフレンジコードをつけます。
これを88鍵ぶん行いました。
ブライドルテープも新しいものに交換
新しくなったフレンジコードとブライドルテープ。
劣化したものと比べると新品は色も新鮮で気持ちがよいです。
ピアノを弾くときには見えませんが・・。
アクションに取り付けます。
ネジがゆるいとハンマーがガタガタするのでしっかりと止めます。
この時にハンマー間隔にも注意を払いながら固定するようにします。
ねじ止めはアクション部品の間からドライバーを入れ、部品を傷つけないよう注意しながら行わなくてはいけません。
取り付けが終わりました。
最後にアクションの動きや音を調整、確認して修理完了です。
ランツピアノでは簡単な修理依頼も承っております。
ピアノの調子が悪い時はご相談ください。